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明治大学の教養 Vol.23

母語・日本語の仕組みに魅せられて

 もともとは高校の英語教師を目指して教職免許を取得したのだが、アルバイトで家庭教師をしていたアメリカ人の小学生に「先生の日本語は“〜を([wo])”が[o]になったり“〜円([yen])”が[en]になったりして変だ」と言われ、僅か8歳の子供が日本語の異音を聞き分けて指摘したことに、大きく衝撃を受けた。それをきっかけに、大学院で日本語を研究するようになった。日本人向けの教養課程の講義でも、日頃当たり前のように使っている日本語を言語学的な観点から見直すことによって、学生に新たな“発見”をしてもらうことを意識している。関心の中心は「自然な日本語を成り立たせている日本語の仕組み」で、日本語母語者が接続表現を使ってどのように日本語の文・文章を構成するか、それが上級日本語学習者とどのように異なるかを研究している。その成果を日本語教育の教授法や教材開発に結びつけていきたいと考えている。(談)

掲載内容は2012年4月時点の情報です。

※記事の内容は、執筆者個人の考え、意見に基づくものであり、明治大学の公式見解を示すものではありません。

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