明治大学の教授陣が社会のあらゆるテーマと向き合う、大学独自の情報発信サイト

明治大学の教養 Vol.19

マンガの国際比較は面白い

 子供の頃から浴びるようにマンガを読んできた。主に少女マンガ。それが何かの役に立つと考えたことはなかったが、依頼に応じて原稿を書くようになると、そこから女性の意識の変化が見渡せることに気がついた。海外に目を向けたのは10年ほど前。ヨーロッパで日本のマンガが爆発的なブームになっていることを知り、しかも同じヨーロッパでもその受容のされ方が国ごとに違い、もともとその国にあったマンガ文化のあり方と深く関係するということがわかって興味を持つようになった。ここ数年はヨーロッパ・アメリカ・アジア、各国を訪れてそれぞれのマンガ事情を探っている。ここでもキーになるのは少女マンガだ。欧米では、基本的にマンガは男性のものとされ、女性向けの作品はほとんどなかった。しかし日本のマンガが入っていくことでそれが変わり、現地の女性作家が次々と生まれている。互いに影響を与えあいながら変化していくマンガの国際研究はエキサイティングだ。(談)

掲載内容は2011年12月時点の情報です。

※記事の内容は、執筆者個人の考え、意見に基づくものであり、明治大学の公式見解を示すものではありません。

特集の関連記事

スマート社会の実現を私たちも考えよう

2022.6.8

スマート社会の実現を私たちも考えよう

  • 明治大学 総合数理学部 教授
  • 菊池 浩明

新着記事

2022.08.19

「ゆすりは自由な取引?」非常識な問いかけが常識を進歩させる

2022.08.09

自分を活かせるライフワークを見つけよう

2022.08.05

KAMの導入によって企業と環境変化が理解できる

2022.08.01

ボルボ・カー・ジャパンのトップと語る 自動車業界の未来とブランディングの重要性

2022.07.28

自由に取り組んで、自ら学ぶ力を得よう

人気記事ランキング

1

2020.04.01

歴史を紐解くと見えてくる、台湾の親日の複雑な思い

2

2018.01.26

#3 日本国憲法は「押しつけられた憲法」か?

3

2018.11.06

#2 日本政府の借金はなぜこんなに膨らんだの?

4

2019.02.13

現代人が取り戻せず、潜伏キリシタンが250年間失わなかったもの

5

2017.10.18

ゲーテッド・コミュニティの実態に迫り、その“可能性”を探る

連載記事