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明治大学の教養 Vol.17

あらゆる分野から行動のメカニズムを探る楽しみ

 これまで様々な分野にわたって社会心理学の研究を行ってきた。あるときは近年のメール文化の発達に注目し、文字情報と非言語情報の受け取り方の違いについて実験を行った。その結果、文字情報と違って非言語情報は認知バイアスを生み、否定的非言語情報は受け取られるが、肯定的非言語情報は受け取られにくい事が発見された。
 現在、新しく取り組んでいるのが、金融リスクの認知に関する研究である。金融リスクをチャンスと捉えるのか、損をする危険と捉えるのか、信頼できる人からの情報に従うのかで、投資行動が決まってくる。その人の認知−行動プロセスで、お金の持ち方・使い方に違いが生じ、そこからお金にまつわる人間の生き方が見えてくる。こうした人間のあらゆる行動のメカニズムを探るのが社会心理学の面白さであり、今後も様々な側面から社会心理学を通して人間の生きざまを探っていきたい。(談)

掲載内容は2011年10月時点の情報です。

※記事の内容は、執筆者個人の考え、意見に基づくものであり、明治大学の公式見解を示すものではありません。

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