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明治大学の教養 Vol.15

横道からの視点は新しい発見に満ちている

 英文学を専攻していたが、英語で書かれた詩がいまひとつ心に響いてこない、と悩んでいた時期があった。ある時、研究の一環でヨーロッパ各国を訪れた際にイタリアと衝撃的な出会いをした。全身全霊でこの国に魅せられてしまったのである。その音楽的な響きを持つ言語、芸術、文化、自然、その他言葉では語り尽くせない全てにおいてだ。以降10年以上もの間、昼も夜もイタリア語を学び、あらゆる情報を貪り読み、イタリアに渡り、シエナの大学で学んだ。そこまでイタリアに深く漬かりながら、英文学の研究に戻ると、いままでになかった一種のイタリア人的な視点からイギリスの国そのものを視ることができるようになっていた。現在は英詩とイタリア詩を比較しながら読んだりしている。またオペラのリブレットが単なる台本ではなく「詩」として書かれていることに注目し、独自の研究にかかっているところだ。(談)

掲載内容は2011年8月時点の情報です。

※記事の内容は、執筆者個人の考え、意見に基づくものであり、明治大学の公式見解を示すものではありません。

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