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明治大学の教養 Vol.12

多言語、多文化の世界観を探求

 19世紀のフランス文学、特に象徴主義の詩人達に惹かれ、文学研究を志したが、一方で文化人類学に興味があり、文学と文化人類学の研究を結び付けたいと考えていた。自分ではこの方向性を比較詩学と呼んでいる。転機となったのは、学部生の頃、奨学金を受けてアメリカに留学する際立ち寄ったハワイで、本物の多言語・多文化の社会と出会ったことだ。その後、アメリカ・アラバマ州、ブラジル、ハワイに留学したが、いずれもプランテーション経済の地域であり、さまざまな言語・文化が混交するクレオール文化が生成された場所だった。そうした文化を背景にする文学作品に強い興味を持ち、30代から40代にかけては、カリブ海フランス語圏やチカーノ(メキシコ系アメリカ人)の文学に焦点を合わせ、研究と翻訳を続けてきた。今後も一つの言語に縛られることなく、グローバルな現代文化の展開を広く見ていきたい。(談)

掲載内容は2011年5月時点の情報です。

※記事の内容は、執筆者個人の考え、意見に基づくものであり、明治大学の公式見解を示すものではありません。

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