明治大学の教授陣が社会のあらゆるテーマと向き合う、大学独自の情報発信サイト

明治大学の教養 Vol.5

複眼的な視点で世界を見る

 私がイランに本格的に興味を持ったのは、大学時代の恩師によるところが大きい。イランが米作りをし、王が年貢を集めていたこと、西欧列強の進出で日本の幕末にも似た歴史の過程を経たことなどを知り、興味が増していった。しかし日本ではイランをはじめ、イスラーム文化圏に対しての関心が薄い。日本人は、日本対世界という図式で考えることが多く、そこでいう世界とはたいがい欧米のこと。でも今後のグローバルな問題に対応するためにも、中東やアジア諸国の人びとの考え方も理解して複眼的に世界を見られる人材を育成したいと考えている。近代以前からイスラーム教徒は世界でネットワークを形成していたが、現在のグローバル化の波が訪れることでさらに様々な方向で変化している。こうしたグローバル化の中で進展するイスラームの様々な動きに興味が尽きない。(談)

掲載内容は2010年10月時点の情報です。

雑誌『ユリイカ』掲載「明治大学の教養」の関連記事

明治大学の教養 Vol.25

2012.6.1

明治大学の教養 Vol.25

  • 明治大学 理工学部総合文化教室教授
  • 清岡 智比古
明治大学の教養 Vol.24

2012.5.1

明治大学の教養 Vol.24

  • 明治大学 国際日本学部准教授
  • 森川 嘉一郎
明治大学の教養 Vol.23

2012.4.1

明治大学の教養 Vol.23

  • 明治大学 経営学部教授
  • 戸村 佳代
明治大学の教養 Vol.22

2012.3.1

明治大学の教養 Vol.22

  • 明治大学 文学部教授
  • 杉山 利恵子
明治大学の教養 Vol.21

2012.2.1

明治大学の教養 Vol.21

  • 明治大学 政治経済学部教授
  • 小畑 精和

Meiji.netとは

Meiji.net英語版

特別授業

新着記事

2020.06.03

移民を引き寄せるアメリカの魅力が、日本にはあるか

2020.05.27

長生きリスクを、長生きハッピーにするために

2020.05.20

再生医療からアンチエイジングにも役立つ遺伝子の「付箋」とは!?

2020.05.13

より良い労働条件獲得のために、ストライキよりさらに有効なこと

2020.04.22

画像処理技術は、より安全と公平を社会にもたらす

人気記事ランキング

1

2018.01.26

#3 日本国憲法は「押しつけられた憲法」か?

2

2020.04.01

歴史を紐解くと見えてくる、台湾の親日の複雑な思い

3

2017.10.18

ゲーテッド・コミュニティの実態に迫り、その“可能性”を探る

4

2020.06.03

移民を引き寄せるアメリカの魅力が、日本にはあるか

5

2017.10.04

精神鑑定は犯人救済のために行うのではない

Meiji.net注目キーワード

【注目!】連載コラム