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明治大学の教養 Vol.5

複眼的な視点で世界を見る

 私がイランに本格的に興味を持ったのは、大学時代の恩師によるところが大きい。イランが米作りをし、王が年貢を集めていたこと、西欧列強の進出で日本の幕末にも似た歴史の過程を経たことなどを知り、興味が増していった。しかし日本ではイランをはじめ、イスラーム文化圏に対しての関心が薄い。日本人は、日本対世界という図式で考えることが多く、そこでいう世界とはたいがい欧米のこと。でも今後のグローバルな問題に対応するためにも、中東やアジア諸国の人びとの考え方も理解して複眼的に世界を見られる人材を育成したいと考えている。近代以前からイスラーム教徒は世界でネットワークを形成していたが、現在のグローバル化の波が訪れることでさらに様々な方向で変化している。こうしたグローバル化の中で進展するイスラームの様々な動きに興味が尽きない。(談)

掲載内容は2010年10月時点の情報です。

※記事の内容は、執筆者個人の考え、意見に基づくものであり、明治大学の公式見解を示すものではありません。

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