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明治大学の教養 Vol.2

プルーストに教えられた価値観

 プルーストと出会わなければ、私の内的人生は全く違ったものになっていただろう。自分が好きなものを見つけるための「眼」「耳」そして「魂」を教えてくれた。作品にその方法がはっきりと書かれているわけではないが、とにかく、事物をみる時に一般的な見方をしなくなった。事物を観察する力が並外れてある作家なので、私も影響を受けて、独自の価値観が生まれてきたのではないかと思う。好きなものがあったらとことん突き詰めることも教えられた。翻訳の仕事の上でも、回数を重ねれば重ねるほど、フランス語の辞書を調べるようになってきている。それはより精度の高い文章をつくるためだ。そしてどんな仕事でも面白がって楽しんでやること。これまで訳してきた仕事はすべてそう。自分で面白いなと思って、とことん楽しんでやっている。その結果が、編集者や読者にも伝わるのかもしれない。(談)

掲載内容は2010年7月時点の情報です。

※記事の内容は、執筆者個人の考え、意見に基づくものであり、明治大学の公式見解を示すものではありません。

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