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2018.02.14

働く高齢者の満足度を上げるための秘策あり

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いま、高齢者雇用の環境を改革する機会

 高齢者が働くことは、少子高齢化が進展する日本の社会にとっては重要な課題といって良いでしょう。もちろん、働くことは強制ではありません。だからこそ、高齢者に働く意義や満足感をもってもらうことが大切です。実は、働く60歳代前半の人に、何歳まで働きたいか、というアンケートを行ったところ、平均は68歳。70歳以上の答えも4分の1ありました。生活のためということもありますが、やはり、働くことにやり甲斐を求めている人も多いのです。雇用する側は、その期待に応えることが重要です。この60代前半の人たちが、60代後半、70代と自分の期待通りに働くことができれば、その姿が、後の世代のモデルになるはずです。継続雇用制度が本格的に始まったいまこそ、高齢者雇用の環境を改革していく機会だと考えます。

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※記事の内容は、執筆者個人の考え、意見に基づくものであり、明治大学の公式見解を示すものではありません。

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