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全国紙3紙横断連載企画第1回「挑戦することこそが、未来を切り拓く」

 Meiji.net編集部

日本経済新聞(全国版朝刊)2013年7月1日(月)掲載

全国紙3紙横断連載企画第1回「挑戦することこそが、未来を切り拓く」

10年後を、そして世界を見据えた長期ビジョン

明治大学長期ビジョン概念図 明治大学は、130年を超える歴史を有し、卒業生もあらゆる分野へ50万人以上の人材を輩出するなど、わが国を代表する大学として存在感を高めてきた。現在、4年連続で一般入試志願者数が日本一となってはいるが、あくまでも「教育・研究・社会貢献/社会連携・国際連携」の高度化の推進、強化に余念がない。
 そして、伝統と実績のもと将来の歩みをより確かなものとするため、長期ビジョンを策定した。大学を取り巻く環境の激変に対応し、将来にわたって法人としての健全な運営、適正な事業の遂行を推進するためだ。
 「2011年に創立130周年を迎え、懸案となっていた課題に対応し、さらなる発展を目指すべく、長期ビジョン策定に取り組みました」と日髙理事長。「法人、教学が一丸となって、10年先のあるべき姿を描き、ビジョンを作り上げていきました。立場や役割の異なる人たちが共通の認識を持つことが重要だと考えたのです」と続ける。期間を10年に設定したのは、決して夢物語とせず、立てた目標のPDCAを実行し、着実に実現していくことを意識したからで、中期計画も立てながら、施策を練っている。そして、ビジョン策定のプロセスにおいては、参加者たちの熱い思いから喧々囂々の議論が交わされたこともあるという。その成果が、長期ビジョンとして結実したのである。
 『世界へ── 国際人の育成と交流のための拠点 世界で活躍する強く輝く「個」を育てる教育研究の実現』。10年後の明治大学のあるべき姿として長期ビジョンに掲げられている言葉だ。「もはや、日本の大学は世界の大学と競合する時代になりました。これからは、世界で評価される大学にならなければならないのです」。明治大学の目は、世界に向けられている。世界水準の研究を推進し、新しい知の創造を目指す学問の拠点。その大いなる目標を達成するため、聖域を設けることなく、教育、研究、社会連携・社会貢献、国際連携などのフィールドで、さまざまな施策への取り組みが始まっている。

財政、あるいは組織・運営体制も聖域としない改革

学校法人明治大学 理事長 日髙憲三学校法人明治大学 理事長 日髙憲三 私立大学にとって、財政の健全化は、教育研究活動に極めて重要な役割を果たす。「高等教育機関としての使命をまっとうしていくためには、より高度な研究に予算を投入する必要があります。時には、大学としても思い切ったチャレンジをするケースもある。そんな時、健全な財政であることは大きな力になるのです」。
 明治大学は無借金経営を継続している。それは教育研究活動において確かな支えとなってきた。長期ビジョンでは、さらに強固な財務体質を目指し、数々の戦略を掲げている。 
 「たとえば単年度ではなく、場合によっては複数年のスパンで予算の配分を実施していきます」。研究の内容次第で、成果にいたる時間はそれぞれ異なる。中長期計画を見据え、柔軟でメリハリのある支出を実行していこうというものだ。さらに、成果の評価にも新たな検証システムの導入を検討している。これらの施策は、経営危機に陥る学校法人が続出している状況への対応と同時に、高度化、国際化する教育研究活動のいっそうの充実を目的としている。
 一方、組織・運営体制の改革にも取り組んでいる。高等教育機関としての公共性を果たすためのガバナンス強化はもちろん、『国際人の育成と交流のための拠点』を目指す海外戦略展開など、さまざまな課題に対して主体的、機動的に対応できる体制の構築を進めているところだ。
 「内部だけではなく、広く外部の意見も吸収できるような体制を作っていきたいと考えています。それは、これから明治大学が持続的な発展を遂げていくために、必要なことなのです」。組織・運営体制にまで風穴をあけようとするところに、これまで時代を牽引し、新しい試みに意欲的にチャレンジしてきた明治大学らしさがあるといえるのかもしれない。

現状に甘んじることなく挑戦し続ける姿勢

 「私自身、長期ビジョンを実践するうえで常に意識し、最も大切にしていることは、現在もそして将来にわたっても、明治大学に集う人々に最適な学問の環境を伝えていくことです。だからこそ、私たちはいま、思い切った施策にも果敢に取り組んでいるのです」。
 明治大学の建学の精神は、『権利自由』『独立自治』である。この基本理念を、130余年にわたって受け継いできた。どの時代にも社会をリードし、新しい価値観を創造してきた。挑戦の歴史ともいえるだろう。そのDNAは現在『個を強くする大学』として昇華し、さらに未来を展望している。長期ビジョンは、その意気込みのあらわれでもあるのだ。
 「学生にも、あるいは保護者の皆さんにも、〝個を強くする〟というテーマについては、さまざまな機会を利用して話をします。いろいろな解釈ができますが、私は常に挑戦することだと考えています。社会に貢献するための挑戦。人の役に立つための挑戦。挑戦を通じて、人は強くなっていくのではないでしょうか。挑戦することは、本学のアイデンティティなのです」。
 現状に甘んじることなく、10 年先をみつめ、新たな挑戦を開始した明治大学。学生たちの個の輝きとともに、大学そのものが輝きを放ち続ける理由は、こうしたチャレンジングな姿勢にあるのかもしれない。
 「たとえば目標スパンを長くすると、夢を語ってしまう部分が出てきてしまいます。長期ビジョンは、着実にできることを模索して、10年先には必ずこうなっていよう!という私たちの宣言でもあるのです」。
 そこには、トップスクールとしてのあるべき姿が描かれている。しかし、けっして夢物語ではない、次代の新しい明治大学の姿が明確に記されている。10年後の明治大学。きっと、世界のアカデミックな拠点のひとつとして存在していることだろう。

TOPICS1:特色ある資源を共有して人材を育成 学校法人国際大学と系列法人化

国際大系列法人化 明治大学は、学校法人国際大学(新潟県南魚沼市)との間で「系列法人化に関する協定書」を締結しました。これは、法人間の連携はもとより教育研究活動の包括的な交流と協力を推進しながら、両法人の目指す「世界トップクラスのグローバルユニバーシティ」の実現を目指し、相互に事業計画及び教育研究活動の支援を行っていくものです。
*国際大学:1982年、経済界・教育界並びに地域社会の強い支援を背景に、国際社会で活躍できる高度な専門的知識を持った職業人の育成を企図する大学院大学として開学。MBA教育は、多くの世界ランキング誌で評価されている。

TOPICS2:タイ・バンコクに「明治大学アセアンセンター」を開設

明治大学アセアンセンター 成長著しいアセアン各国のトップ大学と共同教育を行うというプログラムが、現在、明治大学を軸に展開されています。明治大学の「日本アセアンリテラシーを重視した実務型リーダー育成プログラム」が文部科学省の支援事業に採択され、実践段階に入っているのです。その拠点としての使命を担う「明治大学アセアンセンター」が今春、タイ・バンコクに開設されました。日本と東南アジアとの架け橋となる人材育成のハブとして、大きな期待が寄せられています。

TOPICS3:真のプロフェッショナルを育成する 専門職大学院2014年度入試

グローバル・ビジネス研究科 専門的知識・スキルを高め、MBAが取得できる専門職大学院
1期入試( 2014年4月入学)
出願期間:2013年9月9日(月)〜 9月18日(水)当日消印有効
入学試験日:2013年10月12日(土) ※平日夜間及び土曜日昼夜で修了可能

ガバナンス研究科 新時代に対応した高度な知識と視野を備えた政治・行政のプロを養成
1期入試( 2014年4月入学)
出願期間:2013年10月9日(水)〜 10月16日(水)当日消印有効
入学試験日:2013年11月9日(土) ※平日夜間及び土曜日昼夜で修了可能

メールでの資料請求を受け付けております。
・グローバルビジネス研究科 guroken@mics.meiji.ac.jp
・ガバナンス研究科 gabaken@mics.meiji.ac.jp
メールの表題を明治大学グローバル・ビジネス研究科もしくは明治大学ガバナンス研究科資料請求として、
本文に氏名・カナ氏名・郵便番号・住所・電話番号を必ず記して下さい。

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